ー OPEN SESSIONについて

「OPEN SESSION」は、ビジネスでの成功や起業を志す若手起業家や学生起業家に向けた対談番組です。

RPAホールディングス・高橋知道社長がホストとなり、各産業でDXや地方創生に注力する起業家・事業家をゲストにお招きし、「過去・現在・未来」における挑戦の”一歩目”にフォーカスし対談を行います。「起業時に取り組んだこと」「起業家が意識すべきこと」など、起業や事業立ち上げ、運営のヒントを得られる対談となっています。

ー 関社長✕高橋社長のOPEN SESSION

ゲスト：一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事、合同会社Georepublic Japan  代表社員/CEO 関治之

1975年生まれ。2009年にGIS(地理情報システム）を用いる位置情報テクノロジー企業として合同会社Georepublic Japanを設立。2013年には行政と市民が一体となった社会のアップデートを目指すCode for Japanを設立し、一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事となった。また、企業向けに共創支援を行う株式会社HackCamp代表取締役社長も務める。

ホスト：RPAホールディングス 株式会社 代表取締役 高橋知道
大学卒業後、アンダーセンコンサルティング（現・アクセンチュア）に入社。現在のソフトバンクグループ株式会社を経て、2000年に新規事業を手がけるべく、後のRPAホールディングスとなるオープンアソシエイツを設立。RPAホールディングスは2019年に東証一部上場を果たした。

ー 関社長が起業に至ったきっかけとは？

高橋：さっそく、関さんの立上期や過去の話を伺ってもよろしいでしょうか。

関：私は起業前に、エンジニアとしてスタートアップで働いていたんですが、知り合いのオープンソースのコミュニティの人たちと3人で一緒に経済産業省の「未踏人材発掘育成プロジェクト」に応募してみたところ、通ったんですね。せっかく通ったので新事業を始めてみようということになり、起業に至りました。

高橋：経済産業省のプロジェクトの選考に通過したことが起業に至ったきっかけというのは興味深いですね。もう少し詳しく伺ってもよろしいですか。

関：一緒に応募した2人は日本で働いていたドイツ人とロシア人で、日本で起業したいと思っていたそうなのですが、外国人で日本での法人設立の仕組みもよくわからないということで、「一緒にやらないか」と言われました。これがGeorepublic Japanの設立に至ったきっかけです。

高橋：外国人の方と一緒に起業されたんですね。エンジニアのお仕事とはどのように両立されていたんですか？

関：最初は軸となるビジネスモデルが決まっていたわけでもありませんでした。ですので私だけは「週末起業」という形で副業として会社を始めました。そしてそれをやりながら、Code for Japanを東日本大震災後に設立することになりました。

高橋：なるほど。最初は副業という形で始められていたんですね。先ほど経済産業省の「未踏人材発掘育成プロジェクト」に応募されたとおっしゃっていましたが、どのようなテーマで応募されたんですか？

関：オープンソースソフトウェアを使った、オンデマンドバスの運行管理システムを作りました。それが後のビジネスにも繋がっていきましたね。

高橋：ありがとうございます。そのプロジェクトで応募したテーマが、以後のビジネスでも役に立ったのですね。

ー 関社長が立ち上げ期に苦労したことは？

高橋：会社の立ち上げで苦労されたのはどういうところでしたか。

関：色々苦労したことはありましたけれども、一番は納品まわりでトラブルが発生して、納期が遅れてしまったことですね。それでキャッシュフローが足りないという事態になってしまいました。

高橋：それは大変でしたね。キャッシュフローが足りないという事態をどのように乗り越えられたんでしょうか？

関：銀行に行っても全くお金を貸してくれなかったので、身内から借りたり、クレジットカードでキャッシングするなどして何とかかき集めました。今でも思い出すと胃が痛むような出来事でしたね。（笑）

高橋：私も同じような経験をしたことがあるんですよ。

関：結構そういう経験をされている方は多いですよね。

高橋；最初に策定した事業計画が上手くいくことってほとんどないですよね。特に立ち上げ期の苦労を通じて資金繰りやマネジメントの大切さを身に染みて実感した記憶がありますね。

関：本当にそうですよね。私も「話では聞いていたけどこれが黒字倒産ってやつか！」ってなったことがありました。（笑）やはり聞くのと実際に体験するのとでは全然違いますよね。

高橋：身に染みて体験することで改めて気づかされることもありますよね。あとは回収の苦労というのもありましたよね。

ー 関社長が考える、立ち上げ期に重要なこととは？

高橋：立ち上げ期に最も重要なことはどのようなことだったんでしょうか？

この後、関社長が立ち上げ期に重要なことを語ります！新事業を始めたての事業家・起業家の方は特に必見！続きや詳しい内容は以下のYoutubeの動画をご覧ください。

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