【#6:コード・フォー・ジャパン 関治之×RPAホールディングス 高橋知道】今後あるべき会社や仕事、ビジネスのかたち

【#6:コード・フォー・ジャパン 関治之×RPAホールディングス 高橋知道】今後あるべき会社や仕事、ビジネスのかたち

ー OPEN SESSIONについて

「OPEN SESSION」は、ビジネスでの成功や起業を志す若手起業家や学生起業家に向けた対談番組です。

RPAホールディングス・高橋知道社長がホストとなり、各産業でDXや地方創生に注力する起業家・事業家をゲストにお招きし、「過去・現在・未来」における挑戦の”一歩目”にフォーカスし対談を行います。「起業時に取り組んだこと」「起業家が意識すべきこと」など、起業や事業立ち上げ、運営のヒントを得られる対談となっています。

ー 関社長✕高橋社長のOPEN SESSION

ゲスト:一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事、合同会社Georepublic Japan  代表社員/CEO 関治之

1975年生まれ。2009年にGIS(地理情報システム)を用いる位置情報テクノロジー企業として合同会社Georepublic Japanを設立。2013年には行政と市民が一体となった社会のアップデートを目指すCode for Japanを設立し、一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事となった。また、企業向けに共創支援を行う株式会社HackCamp代表取締役社長も務める。

ホスト:RPAホールディングス 株式会社 代表取締役 高橋知道
大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現・アクセンチュア)に入社。現在のソフトバンクグループ株式会社を経て、2000年に新規事業を手がけるべく、後のRPAホールディングスとなるオープンアソシエイツを設立。RPAホールディングスは2019年に東証一部上場を果たした。

ー 関社長が若者に期待していることとは?

高橋:若い人が今ボランタリーベースに大量に流れてきているのは素晴らしいことですし、そこが彼らの飛躍のきっかけになると面白いかもしれませんよね。

:本当にそう思いますね。「シビックテックチャレンジカップ」という22歳以下のプログラミングチャレンジを去年から開催しているのですが、今年の優勝チームの高校生が生徒会でLINEのbotを作って意見を誰でも送信できるようにし、収集した情報をAIがクラスタリングして生徒会に伝えるというまさに「デジタル民主主義」を実現させていたんですよ。私たちが高校生の頃ではできなかったと思うので感動しましたね。

高橋:道具と知恵の進化の結晶ですよね。私がもったいないと感じるのは大学卒業後にすぐ就職しなければならないという固定観念に縛られた日本の若者が多いことですね。若者が多様な経験を積むのも重要ですが、採用側も新卒主義をやめミッションや情熱を重視した組織に変化した方が人の幸せに直結しやすいと思います。人が幸せになるような仕事を創っていかないと、日本自体も元気にならないと思います。

:確かに仕事といえば苦しいものみたいなイメージが定着してしまっているのは残念ですよね。

高橋:そこをまさにRPAでなくしたいと考えています。労働を取り除いた時に人に残るものは夢や希望などの楽しいことですから、そこに忠実な社会を創りたいと思っています。例えば大学生が副業をすると遊んでいると思われますが、学校が楽しくないと感じていて、副業の方を楽しいと感じているので当然ですよね。そういう現実に学校も会社も向き合うべきですし、個人の幸せに直結しない学校や会社は淘汰されるべきだと思います。

;本当にその通りですね。コード・フォー・ジャパンは結構N高の人が多いのですが、考え方が全然違いますね。

高橋:N高、いいですよね。人口の半分以上がN高のような学校で教育を受けるようになったら変わりますよね。

;あのようなスタイルになったら確かにかなり変わりますよね。

高橋:今2万人か3万人ほどに増えているみたいですね。私も高校生であればN高に行きます。

:私もN高に行きたかったですね。ところでさっきの仕事の話ですが、楽しく働くということがもっと自治体の人に伝わればいいなと思います。

高橋:本当にそうですよね。もう作業のようなものはコンピューターに任せてしまっていいと思います。楽しいことに忠実になっていかないと文化も生まれてこないですからね。

:そうなんですよ。自治体の仕事は本当に作業が多いので、そこをなくしていきたいと考えています。

ー 対談を終えて

高橋:今回対談が決まった際にワクワクして情報を読ませていただいていました。私が構造改革やNPOのような手段を用いた改革を考えていた時だったので勉強になりましたし、世代も近く世界観や辿ってきた道も似ているので共感できる部分が多かったです。ありがとうございました。

:共通の価値観が多かったので非常にあっという間でした。まだ企業とタッグを組んで何かをやるということが十分にできていないので、今後そういうところにチャレンジしていけたらなと思います。

対談の様子は以下のYoutubeの動画にも掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

動画はこちら

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