2020/11/28(土)10:00~18:00

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.5」

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.5」

このイベントは終了しました。
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イベントについて

【完全オンライン開催】U25若手起業家ピッチコンテスト

全国の若手企業家が独自のビジネスアイデアを披露し、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を競い合う1dayメンタリング・ピッチイベント「OPEN PITCH Vol.5」が開催されました

このイベントは、OPEN VENTURES株式会社主催のもと、自社の企業ビジョンである”知恵とテクノロジーで新しい事業を想像し、個性が輝く楽しい時代に進化する”に基づき、デジタルビジネスを通して共に社会課題に立ち向かい、新たなデジタル事業の創造に挑戦したい若手企業家を発掘し、支援することを目的としています。

開催日
2020/11/28(土)
開催時間
10:00~18:00

レポート

2020.11.28

第5回目の開催となる「OPEN PITCH Vol.5」も、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、完全オンラインイベントとなりました。
北海壮、東北、東京、関西に在住の若手起業家5名と東京の審査会場をオンラインツールで繋ぎ、全国各地からの同時参加をリモート環境下で実現しています。
今回も様々な産業から、ユニークなバックグラウンドを持つ若手起業家が集まった回となりました。
前回同様、若手起業家が抱く社会的課題への深い考察やその解決を目指したビジネスアイデアの共有、そしてメンターとの有意な議論を通じて、デジタルビジネスの重要性とさらなる可能性を確信する1日となりました。

 「OPEN PITCH」選考方法

「OPEN PITCH」は、若手起業家のビジネスアイデアと事業創造に精通した審査員の知見を相乗させることで、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を追及し、実現へ向けてのスピードを加速させるためのコンテストです。
まず、若手起業家が独自のビジネスアイデアを発表します。
次に、審査員である各メンターと順番に1対1で議論し、当初のビジネスアイデアにさらに磨きをかけます。
そして、複数回のメンタリングにより研磨されたアイデアを再度発表し、その内容に基づいて、審査員が優勝者を決定します。
前回に引き続き、今回の「OPEN PITCH Vol.5」も、多様な観点から社会的課題を捉え、ビジネスに対する熱い志を抱いた参加者たちによるハイレベルなコンテストとなりました。
最終ピッチで大きく点を伸ばす方や、大胆なブラッシュアップを加える方が現れるなど、優れたアイデアがさらに突出する契機になったことが伺えます。

「OPEN PITCH Vol.5」審査員コメント

OPEN VENTURES株式会社  代表取締役社長  石井岳之

今回で5回目になりますが、今までで1番テーマに多様性があった回かと思います。対象のマーケットが様々で、私どもとしても良い刺激になりました。
また様々な事業プランがある中で、ビジネスマンとしての目線を持った事業計画には投資家として大変惹かれるものがありました。
しかしビジネスの基本的なところが抜けているなと感じられる部分もあり、「誰からいくらもらうのか」という点や本当にターゲットとするマーケットの選定などをもう少し詰めていくと素敵な事業計画になるのではないかと感じました。

クルーズ株式会社 執行役員 諸戸 友

今回のイベントは、起業家の方の年齢、経歴、ジャンル等が様々でバラエティに富んだ面白いピッチイベント でした。
To C向けのサービスがいくつかありましたが、「どうやってユーザーを集めていくか」のようなプロモーション戦略をもう少し詰めていく必要があるのではないかと感じました。
宇宙のような壮大なテーマは、業界の知識がない人でも理解できるように、補足情報となるデータを集めれば説得力が増していくと考えております。

東京大学エッジキャピタルパートナーズ パートナー 坂本 教晃

このクオリティのピッチイベントを毎月ペースで行っていることに感心しましたし、全体的に起業家の方のレベルも高かったように感じました。
しかし一方でシードファイナンスまでの計画で終わっていたり、狙うマーケットサイズがあまり大きくなかったりと、目指している先の事業規模が小さいと感じる場面もありました。
15分という限られた時間内で適切なメンタリングを行うことは難しかったですが「スタートアップとしてその先をもう少し見据える必要があるのでは」というメッセージをメンタリングで伝えさせてもらいました。

山根 大 XCapital 合同会社 代表取締役 山根 大

ピッチプレゼンもきれいにまとまっており、レベルの高いイベントだったなと感じました。しかし一方で今回の起業家の方々は資金の調達実績がない方が多く、なぜベンチャーなのかについて、またベンチャーとしてどういったExitをするのかなどをもう少し考えられると良いかなと感じました。

OPEN VENTURES株式会社  アソシエイト  今泉滉平

今回のイベントは、ニッチな領域を狙っている起業家の方が多かったので、どうやったら広げることができるかのアイディア出しをさせてもらいました。起業家の方々の原体験ベースの事業が多く、熱いものを内側にもたれてる素敵な起業家の方ばかりでした。

 

「OPEN PITCH Vol.5」結果発表

【優勝】「Obousan」代表 葛上 海翔さん

「OPEN PITCH Vol.5」の優勝者は、「Obousan」代表の葛上 海翔さんに決定しました。
葛上さんは、現在お坊さんと消費者のマッチングのためのプラットフォームサービスを運営中。時代の変化とともに廃れつつある檀家制度を廃止し、新しい形の繋がり方を問いかけています。
今回のコンテストでは、優れたビジネスアイデアとして、全メンターからの支持を獲得し優勝となりました。

「Obousan」事業紹介

檀家制度を廃止し新たなお墓の管理の形を

私の祖父が岡山から京都にお墓を移そうとした際、1200万円ものお金を払うことになりました。値段に疑問を持ち直接祖父に尋ねてみると、檀家制度においては見積書や相場などはないと言われました。
また、檀家制度はやめる際にお金がかかったり、半強制的に寄付を強いられたりするなど多くの問題が存在していると私は考えています。
一方で、近年都会への人の移動が多く、檀家制度を主な収入源としているお坊さんとしてもこれ以上檀家制度に頼ってはいられないという現実も存在します。
そこで私はobousanのサービスを始めました。obousanは檀家制度を廃止し、お坊さんと消費者の自由なマッチングのためのプラットフォームです。
obousanではレビューを通じて個人がお坊さんと繋がることが可能です。また、これまで不透明だったお墓などの料金を明確化することができ、檀家制度によって起きていた不必要な支払い等もなくすことができます。
お坊さん側は、新規顧客の獲得や、見積書の発行などのサポートをobousanを通じて受けることが出来ます。現在檀家制度をやめと方が良いと感じている50名のお坊さんと提携しており、さらなるサービスの拡大を目指していきます。

「OPEN PITCH Vol.5」の参加を終えて

自分と聞く側の情報の非対称性を強く感じました。資料の見せ方(サプライヤー側の問題や最終出口など)の考え方は非常に参考になりました
サプライヤー側の問題喚起、お坊さんの反対をどうするのか?という問題と、他社との違いについて考えるようになりました。それぞれ事前に持ち合わせていた資料に踏まえ、お坊さんが今までどのようにITに参入してきたのかを考えブラッシュアップすることが出来ました。

プロフィール

葛上 海翔(「Obousan」代表)
立命館大学在学中。2020年2月からシリコンバレーにあるPanasonicβにエンジニアとしてインターンで参加。2020年9月に株式会社userを設立。
インスタグラムメディアや広告代理店として経営する。
2020年10月からObousan事業に取り掛かる。現在シード期にて資金調達中

twitter:https://twitter.com/ankuma777

 

【審査員特別賞】「株式会社Planetarium」代表取締役 平井 淳さん

本イベントにおいて、メンターからのアドバイスを基に事業アイデアの大胆なブラッシュアップを行ったチャレンジが称えられ、「株式会社Planetarium」代表取締役の平井淳さんに「BEST PROGRESS賞」が贈られました。

 「株式会社Planetarium」事業紹介

プログラミングの知識なしでVODが作成できるプラットドームを開発

インターネットの大きな流れとして、SNSや検索エンジンの発達により、プラットフォームから「個」へのシフトが加速しています。顕著な例としてはD2Cでのコマースです。最近ではInstagramで顧客と小売側が直接繋がり、AmazonからShopifyへの以降が進んでおります。このシフトにより中間マージンが減り、顧客も小売側も利益を享受できるようになりました。
そして「動画」の領域ではVODサービスが台頭しています。しかし、自前でVODサービスを作ろうとすると開発費として100~300万円ほどの費用がかかり、個人で負担するのは厳しいのが現状です。
そこで個人が無料でVODを作成できるプラットフォームを開発しました。
アカウントの開設をし、動画のアップロード、さらには公開というプロセスが今までは半年以上かかっていましたが、たったの3分で可能になります。
今後はギフティング機能、ショップ機能、カスタマイズ機能などを拡充予定で、既存のプラットフォームでは実現不可能なクリエイター個人の世界観を体現した視聴体験を作っていきたいと思います。 

「OPEN PITCH Vol.5」の参加を終えて

一番印象に残っているのは、「インターネットの大きな概念から遡って、不可逆な流れに乗っていることをアピールすることで、可能性を感じてもらえるのではないか」という内容のアドバイスです。スタートアップとしては、今後事業が大きく成長するようなポテンシャルが感じられるストーリーを描かなければならないということに気づかされました。

プロフィール

平井 淳(株式会社Planetarium)

VTuber四天王の一人である「ミライアカリ」や国内最大のアミューズメントチャンネル「スロぱちステーション」など、複数YouTubeチャンネルを手がける株式会社ZIZAIにてYouTubeを活用した新規事業開発に携わる。2020年独立して現在、YouTuber向けツールの開発を行う。

 

下記では、惜しくも受賞は逃しましたが、ハイレベルな闘いを繰り広げた若手起業家と事業概要について紹介します。

「ElevationSpace」 代表 小林 稜平さん

「ElevationSpace」事業紹介

小型の宇宙工場の開発事業

国際宇宙ステーション(ISS)は寿命によって2028年頃退役予定です。各国それぞれが独自の対応を発表している中で、日本は民間に任せたいという思いを持ちつつ立場を明確化していません。
ElevationSpaceでは小型の宇宙工場の開発を通してISSの代わりとなる役割をになっていきたいと考えています。
ElevationSpaceが作った人工衛星に宇宙空間で実験や製造したいものを載せ、役割を終えるとカプセルだけを切り離し、海に落ちたカプセルを回収するというのがサービスの流れとなっています。
この時に重要となってくるのが地球再突入技術です。通常、人工衛星は大気圏で燃え尽きてしまいますがカプセルを地球に持って帰るために、燃え尽きないような技術が必要となってきます。
開発の初めとして、2022年後半までに6Uサイズ(高さ30cm、重さ10kg)の人工衛星で再突入技術の実証を行おうと考えております。そして2025年後半に100kg〜200kgの人工衛星を、2027年後半に1000kgの人工衛星を飛ばすサービスを開始予定です。
想定顧客はJAXAやこれまで宇宙開発に携わってこなかったアジア・オセアニアの宇宙機関、そして民間企業となっております。民間企業に関しては、創薬分野における宇宙利用が進んでおり、実際に多くの製薬会社が現在ISSを使って実験を行っております。
私たちの強みとしては小型、無人の人工衛星を開発する点です。大型の人工衛星では年に1.2回しか打ち上げることが出来ませんが、小型なので毎月打ち上げることが可能になります
人工衛星の小型化はここ最近おきな動きがある分野ですので、そこのパラダイムシフトの第一線で活躍していきたいと思います。

「OPEN PITCH Vol.5」の参加を終えて

メンターの方からの、創薬企業を顧客にするのは大変という意見は非常にためになり、イベント中にプレゼンを大幅にブラッシュアップすることが出来ました。

 

プロフィール

小林 稜平(「ElevationSpace」)

東北大学大学院にて航空宇宙工学を専攻。在学中に宇宙建築で国内1位、世界2位を獲得。誰もが宇宙で生活できる世界の実現を目指し、2021年1月にElevationSpaceを起業予定。

 

「株式会社CareSpace」代表取締役 三浦 亮さん

「株式会社Carespace」事業紹介

ケアマネージャーと介護事業所の負担を減らして要介護者へ最適なサービスを

私はケアマネージャーと介護事業所を繋ぐ、オンラインプラットフォームの開発を行っています。
介護業界には非効率な業務が多く存在しており、特にケアマネージャーと介護事業所の情報共有が電話やFAXで行われたりととても煩雑です。この煩雑さは介護従事者への負担に繋がり、ひいては要介護者へのサービスの質に影響すると私は考えます。
私自身、介護業界に携わり約10年、現場で多くの課題を見てきました。介護事業者がお客様と触れ合う時間をもっと多くしたいと常に考えていました。
そこで我々が着目したのがケアマネージャーという存在です。彼らは要介護者の担当となり、適切なプランを作成します。つまりケアマネージャーがいないと介護サービスを受けることはできません。介護業界において重要な役割をになっているケアマネージャーですが、介護事業所との情報共有の無駄の多くに悩まされています。
ケアマネージャーと介護事業所を繋ぐプラットフォームをスケールさせ、介護従事者が可能な限り利用者との関わりを増やし、身体機能の改善や笑顔を作る仕事に注力できる未来を作っていきたいとおもいます。

「CareSpace」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

CareSpace公式サイトhttps://www.care-space.info/

「OPEN PITCH Vol.5」の参加を終えて

メンターの方からは、時間も限られた中で率直なご意見をいただくことができ、今後のピッチ資料等にも大いに役立たせていただきたいと感じました。

プロフィール

三浦 亮(「株式会社LINK」代表取締役) 

大学卒業後、地元である山形の介護関連企業に入社。
社長室及び営業推進部部長ならびに子会社の取締役を歴任し、2013年に介護事業で起業。
また、自身の会社を通して感じてきた業界の様々な課題を解決するため
2020年に新たに「介護×IT」の領域で会社を設立。
現在、2社の代表を務める。

 

「株式会社Flyers」代表取締役 品川 広樹さん

より簡単にドローンを飛ばすことができるサービス

Flyersはドローンを飛ばすための全てが集まっているサービスです。
2020年に25万人いるドローンユーザーは、2025年には3.6倍の90万人に到達すると予定されています。しかし現在ドローンを飛ばすには3つの課題が存在します。飛ばすのに適した場所がわからない、法律や条例などの常歩言うが複雑で点在している、許可申請の手続きが面倒と言う点です。
これらの全ての問題を解決できるのがFlyersです。まずはフライトスポットを探し、必要項目を入力するだけで許可申請を完了することができます。今までは数時間から数日間かかっていた申請作業をFlyersでは3分で完了させることが出来ます。
Flyersは現在北海道の72%の土地管理者を把握しております。土地管理者のDBを更新して、申請手続きをより高速化、低コスト化していきたいと思います。
フリーミアムでのマネタイズを考えており、課金ユーザーにはスポット検索、申請手続き、法律・条例注意報を提供します。Facebookで告知したところ、事前登録で144名のドローンユーザーに登録していただきました。
Flyersは競合他社に比べて、スポットリクエストの機能が充実しています。これによりドローンユーザーが本当に飛ばしたいところで飛ばせるようになり、ユーザーへの提供する価値の幅が広がっています。
まずは国内の飛行許可申請事業からはじめ、ゆくゆくは外国人観光客をターゲットとした事業や国外での許可申請事業まで広げて行けたらと考えています。

「OPEN PITCH Vol.5」の参加を終えて

メンターの方からのアドバイスにより、Flyers最大の強みであるリクエスト制がスポット数増加とユーザー獲得どっちにも活かせるをことに改めて気づけました。 また、toB向けの許可申請は資財が使えない可能性を気づかせてもらえた ・初期〜中期をtoC向けに振り切るきっかけを得流ことが出来ました。
プレゼンのブラッシュアップの際には、スポットリクエスト機能の説明 ・ビギナーからベテランまでドローンユーザー全体が使えること ・事業の初期段階からFutureプランまでのつながりの意思などFlyersがやりたいことなどをより明確に伝わるようにした

 

プロフィール

品川 広樹(「株式会社Flyers」代表取締役)

北海道札幌市出身
趣味の写真好きが興じ「次は空撮だ」と目論むも、日本では個人がドローンを飛ばすための環境がほとんどない状況を知り問題意識を持つ
StartupWeekendSapporoに参加し、その問題を解決するためのアイディアと共同
創業者を獲得。2020年 株式会社Flyesを創業、ドローンユーザーのためのプラットフォーム「Flyers」を運営

次回「OPEN PITCH」について

「OPEN PITCH Vol.5」は、ハイレベルな参加者が競い合うコンテストとなり、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を大いに感じる場となりました。
また、株式会社OPEN VENTURESのCVC事業に繋がる出会いもあり、次回のイベントにも期待が高まります。

【今後のイベントスケジュール】

  • 「OPEN PITCH Vol.6」:2020年12月20日(日)10:00~18:00
  • 「OPEN PITCH Vol.7」:2021年1月23日(土)10:00~18:00
  • 「OPEN PITCH Vol.8」:2021年2月27日(土)10:00~18:00
  • 「OPEN PITCH Vol.9」:2021年3月27日(土)10:00~18:00

現在、参加者起業家の方を随時募集中です。
下記のページより詳細をご確認の上、是非ご応募ください。 

「OPEN PITCH」応募ページ

申し込みフォーム:https://open-ventures.fund/contact/

過去のイベントレポートはこちらをご覧ください。

「OPEN PITCH Vol.3」イベントレポート

https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol3/

「OPEN PITCH Vol.4」イベントレポート

https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol4/

 

〈主催〉

株式会社OPEN VENTURES

https://open-ventures.fund/

 

〈モデレーター〉

株式会社ニューロマジック  取締役執行役員  木村隆二

https://www.neuromagic.com/