2022/1/30(日)10:00~18:00

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.18」

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.18」

このイベントは終了しました。
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イベントについて

【完全オンライン開催】起業家ピッチコンテスト

全国の起業家が独自のビジネスアイデアを披露し、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を競い合う1dayメンタリング・ピッチイベント「OPEN PITCH Vol.18」が開催されました

このイベントは、OPEN VENTURES株式会社主催のもと、自社の企業ビジョンである”知恵とテクノロジーで新しい事業を想像し、個性が輝く楽しい時代に進化する”に基づき、デジタルビジネスを通して共に社会課題に立ち向かい、新たなデジタル事業の創造に挑戦したい企業家を発掘し、支援することを目的としています。

OPEN VENTURESでは毎月『OPEN PITCH』を開催しており、
イベント参加者や事業の壁打ちを希望される起業家の方々を随時募集しております。

参加を御希望の場合は下記のページよりお気軽にご応募ください。

 

「OPEN Pitch」応募ページ申し込みフォーム:
https://open-ventures.fund/contact/

 

開催日
2022/1/30(日)
開催時間
10:00~18:00

レポート

2022.1.30

第18回目の開催となる「OPEN PITCH Vol.18」は一般社団法人コード・フォー・ジャパン様と共同開催により、完全オンラインでの開催となりました。
全国の起業家5名と東京の審査会場をオンラインツールで繋ぎ、全国各地からの同時参加をリモート環境下で実現しています。
今回も様々な産業から、ユニークなバックグラウンドを持つ起業家が集まった回となりました。
前回同様、起業家が抱く社会的課題への深い考察やその解決を目指したビジネスアイデアの共有、
そしてメンターとの有意な議論を通じて、デジタルビジネスの重要性とさらなる可能性を確信する1日となりました。

 「OPEN PITCH」選考方法

「OPEN PITCH」は、起業家のビジネスアイデアと事業創造に精通した審査員の知見を相乗させることで、
デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を追及し、実現へ向けてのスピードを加速させるためのコンテストです。

まず、起業家が独自のビジネスアイデアを発表します。
次に、審査員である各メンターと順番に1対1で議論し、当初のビジネスアイデアにさらに磨きをかけます。

そして、複数回のメンタリングにより研磨されたアイデアを再度発表し、その内容に基づいて、審査員が優勝者を決定します。
前回に引き続き、今回の「OPEN PITCH Vol.18」も、多様な観点から社会的課題を捉え、
ビジネスに対する熱い志を抱いた参加者たちによるハイレベルなコンテストとなりました。

最終ピッチで大きく点を伸ばす方や、大胆なブラッシュアップを加える方が現れるなど、優れたアイデアがさらに突出する契機になったことが伺えます。

「OPEN Pitch Vol.18」審査員コメント

OPEN VENTURES株式会社 代表取締役社長 石井岳之

1日を通して大きく成長される起業家の皆様の姿を見て大変刺激を受けました。
また改めて行政へアプローチすることの難しさを感じました。
RPAホールディングスとしても行政のDXは取り組みたいテーマの1つですので、今後も皆様と何かしらの連携が図れれば幸いです。
これからも行政の検討の遅さに負けずスピード感を維持して成長されることを願っています。
ありがとうございました。

一般社団法人 コード・フォー・ジャパン 代表理事 関治之

私自身も大変勉強になる場だったと感じます。
公共領域の改善はPMFが非常に難しい領域だと考えています。
難しいからこそ、様々な方々の協力を得えなければ突破出来ないことも多いので、協力して取り組みを進められれば幸いです。
これからも挑戦を続け、共に社会をよくできればと思います。共に頑張っていきましょう。

株式会社フィラメント 創業者・CEO 角勝

自治体は徹底したリアリズムの世界で、予算要求が厳しく現実的にお金が無いのが現状です。
夢やビジョンを実現するためには、どこのお金を減らし、何に充てるのかを明確化にし、どう実現するのかを示す必要があります。
このイベントでの学びをこれからに活かしていただければ幸いです。
ありがとうございました。

ゲヒルン株式会社 代表取締役 石森大貴

短いブラッシュアップでもこんなに変わるんだと驚きました。
何故自分達がやるのかという自分だけのストーリーがあることでより迫力のある内容になると思います。
ありがとうございました。

OPEN VENTURES株式会社  アソシエイト 今泉 滉平

ただでさえ解決することが難しい課題に取り組んでおられる上に、
行政特有の営業・マーケティングの難しさがあり、
そこを突破しようと日々愚直に取り組まれている姿勢に感銘を受けました。
今後、RPAホールディングス並びにOPEN VENTURESがお手伝いできることがあればお気軽にお声掛けください。
貴重なお時間を頂きありがとうございました。

 

「OPEN Pitch Vol.18」結果発表

【優勝】株式会社WE UP 代表取締役CEO 伊藤宏志さん

「OPEN Pitch Vol.18」の優勝者は、株式会社WE UP 代表取締役CEO 伊藤宏志さんに決定しました。
今回のコンテストでは、優れたビジネスアイデアとして、全メンターからの支持を獲得し優勝となりました。
優勝に加え、本イベントにおいて、メンターからのアドバイスを基に事業アイデアの大胆なブラッシュアップを行ったチャレンジが称えられ、「BEST PROGRESS賞」が贈られました。
※BEST PROGRESS賞:起業家の事業プランに対し、本イベントにおいてメンターが助言をした結果、最終ピッチでの”成長”が最も大きかった起業家に送られる賞

株式会社WE UP 事業紹介

『わからない・使いこなせないを0へ』


株式会社WE UPはガイドサポートプラットフォーム「WE UP」を提供しています。
現在日本においてはデジタル格差が広がっているとされており、
それ故に「新しく導入されたソフトを使いこなせない」「マニュアルを見ても操作方法がよくわからない」「周りに聞きたくても聞ける相手がいない。聞きにくい。」といった現状があります。
これらの原因として「機能が多く使いたい機能への導線が分かりづらい」「入力内容の指定が多い。半角と全角の内容などがミスになる」「ツール上で表示されている単語の意味を知らない。そもそもの社員研修がうまくいっていない」などが挙げられます。
「WE UP」は「既存サービスの上で伴走しながらガイドを行う」「入力規則に則った内容で入力をサポート」「業務の中で前提知識を得ることができる」といった特徴を有しているため、先述の課題を解決することができ、
企業・自治体においてはこれまでの問い合わせにかかっていた業務コストを削減することができます。
株式会社WE UPは「わからない・使いこなせないを0へ」というビジョンの実現を目指しています。

株式会社WE UPについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
株式会社WE UP公式HP:https://corp.weup.jp/

「OPEN Pitch Vol.18」の参加を終えて

コロナ禍の中でなかなか近しい起業家たちと話す機会がなかったのですが、こうやって他社の話も聞ける機会はとてもありがたかったです。

プロフィール

伊藤宏志 株式会社WE UP 代表取締役CEO
熊本県出身。
高専、筑波大学で電気電子、情報工学を学び、2018年株式会社メルカリに新卒入社。
子会社ソウゾウでの新規事業、メルカリNOWの立ち上げやカスタマーサービスの改善を担当し、
金融事業メルペイで不正検知システム、与信事業のプロダクトマネージャーを務める。
2021年、WE UPを創業。

下記では、惜しくも受賞は逃しましたが、ハイレベルな闘いを繰り広げた起業家と事業概要について紹介します。

株式会社AmbiRise 代表取締役 CEO 田中寛純さん

株式会社AmbiRise 事業紹介

『テクノロジー×ビジネスで行政の「あたりまえ」をアップデートする

株式会社AmbiRiseが提供する「Haratte」は行政の「できない理由」を乗り越える請求プラットフォームです。
請求書を会計システムに入力する時間は行政全体で年間約400,000時間と言われています。
これだけの時間、単純作業に貴重なリソースが取られているといった課題がありますが、
行政には「事業化できる効果がない」「完璧は無理なのに完璧を求められる」「予算が無い一気に払えない」といった3つの”できない理由”があります。
そこで「Haratte」は「財務会計システムも自動化、行政の手間も減る」「最初は小さく始められて、導入後も段階的に拡張できる」「初期費不要で数量に応じた月額利用料」というアプローチにより
”できない理由”を徹底的に取り除き、課題を解決します。
株式会社AmbiRiseは20年進まなかった行政のデジタル化を外から変えることをミッションにテクノロジー×ビジネスで行政の「あたりまえ」をアップデートすることを目指してます。

株式会社AmbiRiseについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
株式会社AmbiRise 公式HP:https://ambirise.jp/

「OPEN Pitch Vol.18」の参加を終えて

現実的なところと夢を語るところのバランスを考えると良いと仰られたことが印象的でした。
資料のコメント以外にも起業家としての心構えや陥りそうな罠について体験から語っていただいたことがとても勉強になりました。
本日はありがとうございました。

プロフィール

田中寛純 株式会社AmbiRise 代表取締役 CEO
2002年札幌市役所に入庁。
情報システム部門で札幌市基幹系システム再構築プロジェクトのコアメンバーとして、
総額約150億円規模の事業計画策定やプロジェクトの全体管理を担当。
その後も会計部門でBPR前提の財務会計システム再構築を担当するなど、自治体のIT活用の推進に関わる。
今後の行政のデジタル化にはビジネスからのアプローチも必要と考え、
18年間勤めた札幌市役所を退職し2020年5月に(株)AmbiRiseを設立。

株式会社Liquitous 代表取締役 栗本拓幸さん

株式会社Liquitous 事業紹介

『一人ひとりの影響力を発揮できる社会をつくる』


株式会社Liquitousが提供する「Liqlid」はオンラインの参加型合意形成プラットフォームです。
Liqlidは「統一されたUIで参加型合意形成に必要な段階を一気通貫で実施」「ブレインストーミングして、参加者個々の頭の中を見えるように」「たたき台となる文書を共創する」といった
3つの特徴を兼ね備えており、普段行政との接点を持たない若年層や現役世代の声、自治体に居住していない周辺自治体の住人の声を可視化することが可能です。
株式会社Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会をつくる」というビジョンの実現を目指しています。

株式会社Liquitousについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
株式会社Liquitous公式HP:https://liquitous.com/

「OPEN Pitch Vol.18」の参加を終えて

メンターのみなさまの顔ぶれが大変豪華で、Govtech/Civictech 領域に取り組む人間からすれば、とても身になる経験となりました。
大変貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。

プロフィール

栗本拓幸 株式会社Liquitous 代表取締役
1999年生まれ、公共政策にかかる一般社団法人、NPO法人などを経て、地方議会議員コンサルタントなどとして活動。
市民と行政をつなぐ「新しい回路」が必要との思いから、2020年合同会社Liquitousを設立、
2021年に株式会社Liquitousへ改組。
現在は慶應義塾大学総合政策学部を休学中。

 

Socialups株式会社 代表取締役 高瀬章充さん

Socialups株式会社 事業紹介

Socialups株式会社は自治体予算編成のディセントラライズドサービスを開発/提供しています。
各地方自治体がIEO(Initial Exchange Offering)を行い、自治体仮想通貨を発行します。
個人投資家は自治体仮想通貨を購入することで、保有量に応じて本取り組みに関する投票権が付与されます。
個人投資家の投票により、地方自治体は自治体支援先スタートアップに補助金を交付します。
補助金を受けた自治体支援先スタートアップは補助金を基に事業成長を目指し、成長に応じた株式を発行します。
発行された株式は個人投資家に提供されます。
こうすることで、地方自治体はスタートアップを支援する財源を確保することができ、
個人投資家は自治体を通じて、スタートアップの成長に長期的に寄与することができます。
Socialups株式会社はこれらの取り組みを「ふるさと納税2.0」と位置づけ、地方自治体の財政状況の改善や
地方自治体のスタートアップ支援の拡大を実現します。

Socialups株式会社についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
高瀬章充氏 Facebookアカウント

「OPEN Pitch Vol.18」の参加を終えて

メンターの方々からユーザー目線に立った課題あぶり出しと提案の方向性をフィードバックしていただけたおかげで資料を大幅に見直しすることが出来ました。
また、資料のブラッシュアップに悩んでいたときに直接的なフィードバックが資料作成の転機になりました。
ありがとうございました。

プロフィール

高瀬章充 Socialups株式会社 代表取締役
久留米工業高等専門学校卒業後、筑波大学理工学群に編入学。
2011年に筑波大学大学院在学中にアプリ分析サービスApp Apeを提供するフラー株式会社を共同創業。
同年IPA未踏IT人材発掘・育成事業クリエータ。2015年に株式会社空(現ハルモニア株式会社)の創業者兼CEOに就任。
その後株式会社カカクコムを経て、2018年よりつくば市役所に新設されたスタートアップ推進室にてスタートアップ戦略策定、スタートアップエコシステム拠点形成に従事。
現在、Socialups株式会社創業。

 

株式会社ガバナンステクノロジーズ 代表取締役 仲野純平

株式会社ガバナンステクノロジーズ 事業紹介

『行政のあらゆる課題をテクノロジーの力で解決する』


株式会社ガバナンステクノロジーズは「行政のあらゆる課題をテクノロジーの力で解決する」ビジョンに行政のDXを支援するスタートアップ企業です。
※ご本人の希望により掲載情報を制限させていただきます。

「OPEN Pitch Vol.18」の参加を終えて

通常のピッチですと事業に対してのフィードバックが多いですが、ピッチ内容に対してもフィードバック頂けて大変勉強になりました。

プロフィール
仲野純平 株式会社ガバナンステクノロジーズ 代表取締役
1992年、静岡県出身。2016年に株式会社オプトへ入社。
ナショナルクライアント向けにメディアプランナーとしてブランディングプロモーションに従事。
2018年3Q同領域にてMVPを獲得。
その後、創業140年の家業へ転職。
同年にコンサルティング会社を創業し様々な企業の課題解決に従事。
2020年株式会社ガバナンステクノロジーズを創立。

 

次回「OPEN Pitch」について

「OPEN Pitch Vol.18」は、ハイレベルな参加者が競い合うコンテストとなり、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を大いに感じる場となりました。
また、株式会社OPEN VENTURESのCVC事業に繋がる出会いもあり、次回のイベントにも期待が高まります。
次回「OPEN Pitch Vol.19」は、2月26日(土)に開催予定です。

『OPEN PITCH』は毎月開催を予定しており、随時参加者を募集しております。
参加を御希望の場合は下記のページより詳細をご確認の上、ご応募ください。 

「OPEN Pitch」応募ページ

申し込みフォーム:https://open-ventures.fund/contact/

過去のイベントが気になる方はこちらをご覧ください。

「OPEN Pitch Vol.16」イベントレポート
https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol16/

「OPEN Pitch Vol.17」イベントレポート
https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol17/

 

〈主催〉

株式会社OPEN VENTURES
https://open-ventures.fund/

 

〈共催〉

一般社団法人コード・フォー・ジャパン

〈モデレーター〉

株式会社ニューロマジック  取締役執行役員  木村隆二
https://www.neuromagic.com/