2020/8/29(土)10:00~18:00

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN Pitch Vol.2」

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN Pitch Vol.2」

このイベントは終了しました。
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イベントについて

【完全オンライン開催】U25若手起業家ピッチコンテスト

全国の若手企業家が独自のビジネスアイデアを披露し、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を競い合う1dayメンタリング・ピッチイベント「OPEN Pitch Vol.2」が開催されました

このイベントは、OPEN VENTURES株式会社主催のもと、自社の企業ビジョンである”知恵とテクノロジーで新しい事業を想像し、個性が輝く楽しい時代に進化する”に基づき、デジタルビジネスを通して共に社会課題に立ち向かい、新たなデジタル事業の創造に挑戦したい若手企業家を発掘し、支援することを目的としています。

開催日
2020年8月29日(土)
開催時間
10:00~18:00

レポート

2020.08.29

第2回目の開催となる「OPEN Pitch Vol.2」は、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、初の完全オンラインイベントとなりました。
北海道、東北、大阪、広島に在住の若手起業家5名と東京の審査会場をオンラインツールで繋ぎ、全国各地からの同時参加をリモート環境下で実現しています
前回に引き続き、非常に熱量の高いピッチコンテストとなった今回も、個性豊かな若手起業家が抱く社会的課題への深い考察やその解決を目指したビジネスアイデアの共有、そしてメンターとの有意な議論を通じて、デジタルビジネスの重要性とさらなる可能性を確信する1日となりました

「OPEN Pitch」選考方法

「OPEN Pitch」は、若手起業家のビジネスアイデアと事業創造に精通した審査員の知見を相乗させることで、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を追及し、実現へ向けてのスピードを加速させるためのコンテストです。
まず、若手起業家が独自のビジネスアイデアを発表します
次に、審査員である各メンターと順番に1対1で議論し、当初のビジネスアイデアにさらに磨きをかけます
そして、複数回のメンタリングにより研磨されたアイデアを再度発表し、その内容に基づいて、審査員が優勝者を決定します
前回引き続き、今回の「OPEN Pitch Vol.2」も、多様な観点から社会的課題を捉え、ビジネスに対する熱い志を抱いた参加者たちによるハイレベルなコンテストとなり、予定時間を超えても参加者とメンターの熱い議論が続く場面が多々ありました。
最終ピッチでは、全参加者が当初より大きく点を伸ばすなど、優れたアイデアがさらに突出する契機になったことが伺えます。 

  「OPEN Pitch Vol.2」審査員コメント

OPEN VENTURES株式会社  代表取締役社長  石井岳之

エネルギーを感じる起業家の方々に参加頂き、素晴らしいピッチイベントになりました。
レベルが高いピッチの中で、あえて課題を示すなら、「収益をどう上げていくか」をまだ詰め切れていないということです。
起業家の方々には、今後その点も踏まえて、さらに事業を練り上げていって頂ければと思います。
ご参加いただき、誠にありがとうございました。

X Capital合同会社  代表  山根大

皆さんよく準備ができていて、面白いイベントでした。
私のメンタリングでは、「ベンチャーの唯一の武器はスピード感である」ということを中心に伝えました。
大手が入ってくる前に、いかにスピード感を持って事業を推し進められるか。
そこが重要だと思います。

株式会社54 代表取締役社長 山口豪志

メンタリングでは総じて、第三者視点(起業家本人が気づいていない、抜け落ちている視点)を見せられるよう意識し、アドバイスを送らせて頂きました。
全体的に、クオリティが高いコンテストでしたが、特に津田さんは、「よくその難しい領域をやろうと思ったな」と驚きました。
・株式会社54:http://go-yon.com/

株式会社D2 Garage  コミュニティーマネージャー  山崎清昭

起業家の方それぞれに個性があり、「企業側の課題やニーズをいかに把握するか」「収益をいかに上げていくか」「どのように事業をスケールさせるか」など、一人ひとりと課題をしっかり話せたと思います。
・株式会社D2 Garage:https://d2garage.jp/

OPEN VENTURES株式会社  アソシエイト  今泉滉平

ハイレベルかつ、エネルギッシュなイベントでした。
総じて解像度を上げるようにアドバイスを送りましたが、具体的にBtoBの事業には「顧客獲得戦略」を、BtoCの事業には「営業があまりできない中でどうやってデリバリーするか」「利用ニーズが高いユーザーをどう捕まえていくか」などをお伝えしました。

「OPEN Pitch Vol.2」結果発表

【優勝】「株式会社parnovi」代表取締役 遠藤玲希央さん

表彰状

「OPEN Pitch Vol.2」の優勝者は、「株式会社parnovi」代表取締役の遠藤玲希央さんに決定しました。
遠藤玲希央さんは、ペットの飼い主向けのクチコミアプリ「parnovi」の開発を通して、ペット業界のビジネスと倫理の両立を目指す現役獣医学部生の若手起業家です。
今回のコンテストでは、優れたビジネスアイデアとして、全メンターからの支持を獲得しました。

「株式会社parnovi」事業紹介
ペットライフNo.1のブランドになり、ペット社会の経済システムそのものを変えていく

日本では1855万頭もの犬や猫が飼育されており、1.5兆円のペット市場は今も拡大しつつあります。
そんな中でWEBには飼い主向けの広告が溢れ、「自分のペットに合った情報が探しづらい」課題があります。
それを解決するのが「parnovi」です。
 parnoviは、自分が利用する店舗やペット関連商品を紹介したり、自分と価値感や状況が似た飼い主の写真投稿を閲覧できるスマホアプリです。
 ペットサービス事業者側にも有益で、ソーシャルコマースのスマホアプリであることを活かし、細かくセグメント分けされたユーザーに対して、事業者側がクーポンやプッシュ通知等を送るなど能動的にアプローチ可能です。
 今後はアプリ内に集まった多くの情報(投稿)を整理して、WEB上で見られるようにします。
投稿がたまれば、商品選択の傾向などがデータとして集まってくるので、それを活かしてプロダクトを制作。
最終的にはブランドとして独自の商品を開発したり、ペット保険をつくるなど、ペットライフのトータルサポートを行います。
 parnoviは適切なタイミングで適切な情報を届けられるプラットフォームであり、ペットを飼う前、飼う時、亡くなって次のペットを飼う15年以上の長いタッチポイントを持つ、大きなLTVが期待できるサービスです。

 「parnovi」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

parnovi公式サイト:https://parnovi-work.studio.design/

「OPEN Pitch Vol.2」の参加を終えて

メンタリングにおいては、「サービスをブランドへと確立していくこと」「ゆりかごから墓場までのタッチポイントを抑えること」などのアドバイスが印象に残っています。
ブラッシュアップでは、「グロース戦略の可視化」や「マネタイズのリアリティ」に注力し、練り上げました。

プロフィール

遠藤玲希央(「株式会社parnovi」代表取締役/東京大学獣医学科5年)

沖縄生まれで幼少期を中南米で過ごし、生まれて初めて話した言葉が「うま」なくらい動物好き。英語スピーチで全国大会優勝や、教育系ベンチャーでのコミュニティマネジメント立ち上げを経て起業。現在は、ペットの飼い主向けのクチコミアプリの開発を通してペット業界のビジネスと倫理の両立を目指している。

下記では、惜しくも優勝は逃しましたが、ハイレベルな闘いを繰り広げた若手起業家と事業概要について紹介します。 

「株式会社Tech Design」代表取締役 津田裕大さん

「株式会社Tech Design」事業紹介

災害が起きても、経済が止まらない世の中をつくる

世界的に自然災害が増える昨今、各企業にとって有事を想定したリスクマネジメントを取ることが非常に重要です。
そんな中で、災害対応として最も用いられる「BCP(事業継続計画)」は、書面ベースかつ属人的であるがゆえに、大きな課題があります。
そこで私がソリューションとして提供するのは、「Resilire」。
有事の際に、どの業務が止まるかをクラウド上で整理・分析できる機能があり、さらに止まった時に「誰が」「どういう」対応をするのかまで管理可能です。
実際に災害が起きた際は、被災した箇所がシンプルな画面で分かり、どの拠点にリスクがあるのかがすぐに分かります。
今後は、まず大企業を中心に導入企業を増やし、BCM(事業継続マネジメント)が全てクラウドで完結するような形に持っていきます。
次に、企業向けに新しい保険をつくり、リスクファイナンスもできるようにします。
さらにその先に目指すのは、国や自治体が使えるような状態です。
災害が起こっても経済が止まらない世の中を、Resilireでつくります。
「Resilire」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

Tech Design公式サイト:https://tech-design.co.jp/

「OPEN Pitch Vol.2」の参加を終えて

現状の顧客が何に課題を感じているのかについて、メンタリングで深堀りして頂いたことが大変参考になりました。
また、営業の重要性について気づけたのも良かったです。
ブラッシュアップでは、現状顧客が抱えている課題と、それをどう解決しているのか、そこにどんな課題があるのかを具体化させる事を意識しました。

プロフィール

津田裕大(「株式会社Tech Design」代表取締役)

Webコンサルティング会社に入社し、UI/UXデザイン業務を経験。その後営業代行会社にて飛び込み営業、人材及び組織のマネジメント業務を行う。営業では、全国800人以上の中、トップセールスを記録。その後2018年3月に株式会社はれるとの代表取締役に就任。法人向けの採用Webコンサルティング業務を行う。同年6月大阪北部地震・西日本豪雨を関西で被災し、災害が多発しているにも関わらずITを活用し災害を未然に防ぐようなイノベーションがあまり生まれていない事に問題意識を感じ、9月6日株式会社Tech Designを創業。防災事業を開始する。

「株式会社MeTa」 代表取締役 春日幹雄さん

「株式会社MeTa」事業紹介

日本の学生が苦手な「数学」を、オンラインで克服させる

現在AIやビッグデータ分析、プログラミングなど、ICT産業がどんどん発達しており、数学の重要性が増しています。
その一方で、学生が一番嫌いな教科は数学です。
そこで私たちは、オンラインで数学を克服させるような学習塾「MeTa」の展開を始めました。
指導方法は従来の塾と大きく異なります。
ハーバード大学が初めて用いたソクラテス・メソッドを採用し、思考の問いかけができるような指導を実施。
また、スマートフォンとスマートフォンスタンドいう比較的安価な設備のみでオンライン講義を受講できるシステムも確立しました。
 競合は数学専門×オンラインという観点で、2社のみ。数学指導や克服を強みにした大手は存在しません。
 今後は大学ともタッグを組み、論理的思考力の再定義や数値化、トレーニング方法の確立を目指す予定です。
中長期目標として、中学受験市場への進出も考えています。
また、しっかりと論理的思考力を身に付けて大学進学した卒塾生のコミュニティを形成し、就職に関する人材紹介への進出も狙います。

「MeTa」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

MeTa公式サイト:https://metajuku.com/

「OPEN Pitch Vol.2」の参加を終えて

メンタリングにおいては、競合優位性を獲得するには差別化要因をつくることでも良いが、スピードで勝負しても良いという意見が大変参考になりました。
全国一律でのオンライン集客、価格設定は地域によって適さない場合もあるため、地方で切り分けてサービス提供をした方が良いという意見も印象に残っています。

プロフィール

春日幹雄(「株式会社MeTa」代表取締役)

1998年東京都生まれ。東北大学農学部に在学中。2018年に海外ビジネス武者修行プログラムに参加後、数学を苦手とする高校生が非常に多いことに問題意識を持ち、数学塾MeTaを開業。その後、拡大を続けて2020年に株式会社MeTaを設立し、代表取締役に就任。

 「株式会社Lboap」代表取締役CEO 桑原修太さん

「株式会社Lboap」事業紹介

都心の”ランチ”へフォーカスし、新たなスタイルを提供する

私たちは今年4月からテイクアウトのオンライン注文&決済プラットフォームなどを運用し、「都心のランチにおいて、特に平日はテイクアウト需要が高い」ことを知りました。
また、テイクアウトにおけるユーザーのペインは、『取りにいくことや、事前に注文することがめんどくさい』『徒歩圏内に行けるお店の種類が少ない』という点であることが分かりました。
そういった課題を解決するのが「MEAL SPOT」。
「オフィスルームに専用冷蔵庫を設置して、オフィスからアクセス可能にする」「食べたいときに食事をGETできる」「遠方からデリバリーできる」といったソリューションを提案します。
システムとしては、MEAL SPOT専用の冷蔵庫に、専門店のランチが弊社のデリバリーシステムで毎昼12時に届きます。社員の方がQRを読み込めば鍵が開くので、商品を取ると同時に決済は終了。
フードロスは弊社で回収するので、導入企業のオペレーションコストは限りなくゼロ。「社員食堂」よりも圧倒的に低コストです。
 さらにレストランには安定した販路と、レガシー領域でかなり難しかった顧客データ収集ツールを提供できます。
今後はユーザーデータを蓄積し、提供するお弁当の種類や量、配達網までを最適化する予定です。

「MEAL SPOT」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

MEAL SPOT公式サイト:https://lboap.com/

「OPEN Pitch Vol.2」の参加を終えて

資料に盛り込むべき点を、サービス概要、成長性、市場、競合など様々なファクターベースでアドバイスいただきピッチ力が上がりました。
また、事業内容に関しても追うべきKPIを提案していただいたので、今後の事業構築に役立てていきたいと思います。

プロフィール

桑原修太(「株式会社Lboap」代表取締役CEO) 

1999年北海道札幌市生まれ。2018年に札幌南高校を卒業後、同年渡米。DiabloValleyCollegeでComputerScienceを専攻。2020年4月に一時帰国し、翌月に株式会社Lboapを設立し代表取締役に就任。現在はフードテック事業である札幌ToGoや、B向けシェアリング社食サービス「MEAL SPOT」を運営。

学生団体「リモカル」  代表 大熊隆喜さん

「リモカル」事業紹介

「リモカル」で、地方に長期インターンの文化を創る

地方学生と企業のリモートワークを取り巻く課題として、学生側は「リモートでのインターンになじみがない」点、企業側は「学生がリモートでうまく働けるのか分からない」「リテラシーが低い恐れがある」などの不安を感じている点があります。
これらを解決するのが、地方学生の長期有給リモートインターンのプラットフォーム『リモカル』。
MISSIONは『都会と地方の就業機会格差を、長期インターンを用いて改善する』こと、VISIONは『本当にやりたいことを見つける若者を増やし、若者の魅力を最大化する』ことです。
事業の展開について、最初はプラットフォームの提供、次にインターン育成プログラムの提供を予定しています。
最終的には、業務成果管理ツールのようなものを提供し、企業と学生がお互いにスコアリングし、高め合える仕組みを構築。
学生は客観的な評価から自己理解ができ、これからのキャリアを考えられますし、企業はインターンでの活躍人材例が分かれば、新卒採用に活かせます。
5年後には「地方学生のインターンといえばリモカル」を確立し、地方の各国公立にリモカルのサポーター(運営・学生団体のメンバーのようなもの)をおき、継続的に人が入ってくる仕組みをつくるのが目標です。

「リモカル」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

リモカル公式サイト:https://note.com/culture_remote

「OPEN Pitch Vol.2」の参加を終えて

企業側の検証すべきニーズに対してご意見をいただけたことが大変ありがたかったです。「個人よりもチームを見ている」という言葉も非常に印象的でした。
ブラッシュアップでは、研修制度についての具体案をプレゼンに差し込みつつ、資料の順番を整理することで流れをつくれるように意識しました。

プロフィール

大熊隆喜(学生団体「リモカル」  代表)

広島大学総合科学部4年。2019年12月初の長期インターンを体験。テレアポで歴代記録の150%を達成。2020年3月東証一部上場企業から内定を獲得。コロナウイルスの影響を受け、人生を考え直した際に休学を決意。2020年7月学生団体リモカルとして「完全リモート」「完全有給」長期インターンの求人広告サービスを開始。

次回「OPEN Pitch」について

「OPEN Pitch Vol.2」は、ハイレベルな参加者が競い合うコンテストとなり、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を大いに感じる場となりました。
また、株式会社OPEN VENTURESのCVC事業に繋がる出会いもあり、次回のイベントにも期待が高まります。
次回「OPEN Pitch Vol.3」は、9月26日(土)に開催予定です。
現在、参加者は随時募集中となっているので、希望する場合は下記のページより詳細を確認の上、ご応募ください。 

「OPEN Pitch Vol.3」応募ページ
申し込みフォーム:https://open-ventures.fund/contact/

「OPEN Pitch Vol.1」イベントレポート過去のイベントが気になる方はこちらをご覧ください。
https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol1/

〈主催〉

株式会社OPEN VENTURES
https://open-ventures.fund/

〈モデレーター〉

株式会社ニューロマジック  取締役執行役員  木村隆二
https://www.neuromagic.com/