2022/3/20(日)10:00~18:00

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.20」

1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH Vol.20」

このイベントは終了しました。
イベントレポートはこちら

イベントについて

全国の若手企業家が独自のビジネスアイデアを披露し、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を競い合う1dayメンタリング・ピッチイベント「OPEN PITCH Vol.20」が開催されました

このイベントは、OPEN VENTURES株式会社主催のもと、自社の企業ビジョンである”知恵とテクノロジーで新しい事業を想像し、個性が輝く楽しい時代に進化する”に基づき、デジタルビジネスを通して共に社会課題に立ち向かい、新たなデジタル事業の創造に挑戦したい若手企業家を発掘し、支援することを目的としています。

OPEN VENTURESでは毎月『OPEN PITCH』を開催しており、
イベント参加者や事業の壁打ちを希望される起業家の方々を随時募集しております。

参加を御希望の場合は下記のページよりお気軽にご応募ください。

「OPEN Pitch」応募ページ申し込みフォーム:
https://open-ventures.fund/contact/
開催日
2022/3/20(日)
開催時間
10:00~18:00

レポート

2022.3.20

第20回目の開催となる「OPEN PITCH Vol.20」も、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、完全オンラインでの開催となりました。全国の若手起業家5名と東京の審査会場をオンラインツールで繋ぎ、全国各地からの同時参加をリモート環境下で実現しています。今回も様々な産業から、ユニークなバックグラウンドを持つ若手起業家が集まった回となりました。前回同様、若手起業家が抱く社会的課題への深い考察やその解決を目指したビジネスアイデアの共有、そしてメンターとの有意義な議論を通じて、デジタルビジネスの重要性とさらなる可能性を確信する1日となりました。

 

 「OPEN PITCH」選考方法

「OPEN PITCH」は、若手起業家のビジネスアイデアと事業創造に精通した審査員の知見を相乗させることで、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を追及し、実現へ向けてのスピードを加速させるためのコンテストです。まず、若手起業家が独自のビジネスアイデアを発表します。次に、審査員である各メンターと順番に1対1で議論し、当初のビジネスアイデアにさらに磨きをかけます。そして、複数回のメンタリングにより研磨されたアイデアを再度発表し、その内容に基づいて、審査員が優勝者を決定します。前回に引き続き、今回の「OPEN PITCH Vol.20」も、多様な観点から社会的課題を捉え、ビジネスに対する熱い志を抱いた参加者たちによるハイレベルなコンテストとなりました。最終ピッチで大きく点を伸ばす方や、大胆なブラッシュアップを加える方が現れるなど、優れたアイデアがさらに突出する契機になったことが伺えます。

 

「OPEN Pitch Vol.20」審査員コメント

OPENVENTURES株式会社 代表取締役 石井岳之 

対象のマーケットが様々で私自身もとても刺激になりました。
ユーザーに向き合うことで得た数値や生の声を大切に今後のブラッシュアップに繋げて欲しいです。
実証を繰り返し、顧客の声を着実に積み重ねていくことで、より大きな成長がみえてくるかと思います。
本日はありがとうございました。

株式会社カンカク 代表取締役 松本龍祐

アイディア性に富んだ興味深い事業案が多くて、とても楽しかったです。
思い通りに行かない困難もあるかと思いますが突破して突き進んで欲しいと思います。

個人投資家 三木寛文

テーマが多岐に渡っており、興味深かったです。
一方で、自分のビジネスアイデアをどのように実現していくか、実現可能な具体的な行動にまで掘り下げて考えて欲しいと感じました。
ブラッシュアップを通じて大きく変わっていた点も聞きごたえがあり、これからの進捗が楽しみです。

ジャフコ グループ株式会社  アソシエイト 加藤僚佑

メンタリングを通じて劇的に事業案をブラッシュアップされている方が多く、貪欲な姿勢が素晴らしかったです。
想いの詰まった事業、プロダクトだと感じました。
これからも何か力になれることがあればお気軽にお声掛けください。
本日はありがとうございました。

OPEN VENTURES株式会社 アソシエイト 今泉滉平 

起業家それぞれに独自の視点やアイデアがあり参加していて楽しかったです。
より一層顧客の課題に向きあってブラッシュアップし、より良いものを作って欲しいと思います。
このイベントが今後の成長に繋がるよいきっかけとなれば幸いです。本日はありがとうございました。

「OPEN Pitch Vol.20」結果発表

【優勝】株式会社リスマ 代表取締役 木村 洋介さん

「OPEN Pitch Vol.20」の優勝者は、株式会社リスマ 代表取締役 木村 洋介さんに決定しました。今回のコンテストでは、優れたビジネスアイデアとして、全メンターからの支持を獲得し優勝となりました。

株式会社リスマ『スマプラAI』事業紹介

自宅の不用品がゼロになる世界を目指す

安心して別の人にリユースできる社会

過去一年間に不用となる製品の推定価値は約7兆6,254億円。

そういった不用品はブランドや状態によって価値が大きく変わります。

リスマは、不用品の価値をデータとテクノロジーで見える化し、

誰もが簡単に不用品の価値を知り、安心して別の人にリユースできる社会を作ります。

 

株式会社リスマ、「スマプラAI」についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

株式会社リスマ 公式HP:https://company.re-sma.com/

スマプラAI 公式HP:https://smapra.com/

 

「OPEN Pitch Vol.20」の参加を終えて

1日で複数のメンターの方と壁打ちをしていただき、とても密度の濃い時間を過ごすことができました。
プレゼンで良かったところも、改善すべきところも両方アドバイスを頂いたので、残すべきスライドと削るべきスライドが明確になりました。
複数のメンターからの指摘は、共通している指摘事項も多く、今後特にどのポイントをブラッシュアップして、事業成長につなげていくべきか、方向性を考える上でも非常に参考になりました。
とても貴重で濃密な時間をありがとうございました。

プロフィール

木村 洋介 

株式会社リスマ 代表取締役
KDDIグループのモール型ECの事業会社に、事業の立ち上げから参画。
事業計画立案と業績KPIの予実管理を担当。
個人事業主として中古スマホの宅配買取販売事業を開始。
その時感じたリユース業界の課題を解決するべく、株式会社リスマを設立。
グロービス経営大学院卒(MBA) 

 

【ベストプログレス賞】日の出 代表 大阪成蹊大学 4年生 浅川 遼太朗さん

本イベントにおいて、メンターからのアドバイスを基に事業アイデアの大胆なブラッシュアップを行ったチャレンジが称えられ、日の出代表 大阪成蹊大学 4年生 浅川 遼太朗さんに「BEST PROGRESS賞」が贈られました。
※BEST PROGRESS賞:起業家の事業プランに対し、本イベントにおいてメンターが助言をした結果、最終ピッチでの”成長”が最も大きかった起業家に送られる賞

『日の出』事業紹介

日本文化を伝える「粋」な会社

日本の伝統芸能、文化の衰退を食い止める。

日の出は、日本の文化性と面白さに気づいてもらうための、クリエイティブプロデュース事業です。伝統竹工芸の技術を生かした、KAGUYAというキックボードを作成します。

放置竹林の問題をはじめとした環境に配慮したキックボードであること、日本の竹を使う職人と連携し、制作していく製品であることを踏まえたデザイン、「和」「竹」「高級感」を感じられるような製品であること、をコンセプトとしています。

 

『日の出』についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

浅川 遼太朗さん(Twitterアカウント):https://twitter.com/ryochin1999

 

 

「OPEN Pitch Vol.20」の参加を終えて

エンジェル投資家に向けて、ピッチをすることが初めてだったので、とてもいい機会になりました。
自分自身、プレゼンをする際に相手に理解をしていただくために、何を伝えればいいのかというもの常に模索していましたが、
今回のアドバイスで、私が創る未来というものを全面に押し出してほしい。というお言葉をいただいてから、軸が定まり今回はベストプログレス賞をいただけたと思っております。

プロフィール

浅川 遼太朗 

日の出 代表 大阪成蹊大学 4年生

大阪成蹊大学経営学部2022年3月卒業、大学3年生の夏に日本一周を行う、日本の文化の面白さと可能性に気付く。

大学4年生で1年間休学し、2021年1月から日の出を立ち上げる。
竹×近未来モビリティの企画・開発を行う。

2021年で4つのビジコンに参加し、最優秀賞を受賞。

下記では、惜しくも受賞は逃しましたが、ハイレベルな闘いを繰り広げた若手起業家と事業概要について紹介します。

 

株式会社すみか 代表取締役 月館海斗さん

株式会社すみか『SCOUTS』事業紹介

ミッション:誰もが否定されないセカイの実現

ビジョン:自ら居場所を作り出せる人を1人でも増やす。

 

①キャリア教育事業→中高生向けオンライン進路相談サービス(canau)。高校生がサポーター(社会人)やスポンサー(企業)に進路相談できる場づくり(オンライン含む)を提供します。

 

②モチベーション伴走事業→①のサービスに社員のマネジメント育成事業を取り入れ、各企業の社員さんのマネジメントスキルを中高生の教育を通して身につけていくというサービスも実施していきます。③ICT支援事業→学校や企業のGoogleやSlackなどICTツールの導入と運用のサポートします。年配者へのスマホ講座もやっていたこともあり、おばあちゃんでもわかるICTの使い方を大切に各会社のICT導入や運用のサポートを行います。

株式会社すみかについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
月館海斗さん(Twitterアカウント):
https://twitter.com/EDCoach726

 

「OPEN Pitch Vol.20」の参加を終えて

VCの方や個人投資家様からフィードバックをいただいたため、マクロな視点でのフィードバックが多かったです。特に考えきれていないなと思ったポイントは、「会社としてどこを目指しているのか」という質問でした。バイアウトなのか、上場なのか、それによって戦略が異なるため、何年後に何を達成したいのかを見据えるべきだと思いました。

また一気にスケールしづらいサービスだと投資家としての投資のポイントになりづらいということもわかりました。ほとんどのメンターからご指摘をいただいた「提供する価値は何か」、ユーザーの課題は何か」、の解像度が荒かったため、具体的に誰に対して、サービスを提供するのか、サービスを受けたらどんな効果があるのかを明確に示せるようにブラッシュアップしました。また、今回のピッチの対象を意識して、成長性がどのくらいあるのかを示すべく、今後の展開を示しました。

 

プロフィール

月館 海斗 

株式会社すみか 代表取締役
立命館大学国際関係学部卒業。
教育実習をきっかけに「安心して挑戦できる環境を作りたい」と思い、立命館慶祥中学校・高等学校にて社会科教員になる。
3年間教員を務め、民間企業にて小中学生にプログラミングを教える。
2022年1月に株式会社すみかを立ち上げ、企業と中高生を繋ぎ、オンラインで進路相談できるサービス「canau」を開発。
今年の7月に学校向けにサービス開始予定

 

Cong Technology代表 今井一希さん

Cong Technology事業紹介

真の親孝行

『Cong Technology』は高齢者ケアを家族の代わりに手伝うスタートアップです。
地域資源の有効活用とシニアコンシェルジュの実装で高齢者・家族のより良い意思決定の支援を行い、時間の節約と高齢者の孤独を解消します。
現在の介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせたサービスであり、高齢者が自立した生活を送るために必要不可欠なサービスです。

Cong Technologyについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

今井一希さん(Twitterアカウント):https://twitter.com/k_k_sharing

 

「OPEN Pitch Vol.20」の参加を終えて

この度はありがとうございました。
数値の不明瞭さを指摘していただき、リサーチの不十分さと,
スケールを行う上での戦略の考え方について印象に残っています。
また、具体的なサービスのイメージが湧かないや、競合分析が不十分であるとのご指摘を受けました。

プロフィール

今井一希
Kong Technology 代表

介護施設で働きながら、理学療法士養成校に進学。
資格取得後に、病院、施設、通所、訪問などの現場を経験。
保険外サービスの利用によって在宅復帰、社会参加の増加、家族の不安など、今まで困難であったことを解決できる保険外サービスの可能性を感じた。
誰もが使いやすく、社会資源を有効活用する手段が必要だと考え、Cong Technologyを開業。

 

株式会社LacuS 代表取締役 古津瑛陸さん

株式会社LacuS『FOOZ』事業紹介

企業と農家間のサーキュラーエコノミーを確立するマッチングアプリ

Foozは、地方の農家と企業、そしてユーザーをつなぎ、フードロス問題に取り組むアプリです。従来はできなかった、農家との連携やSurprise Box制度で、サーキュラーエコノミーの構築を目指します。 

株式会社LacuS『FOOZ』についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
株式会社LacuS 代表取締役 古津瑛陸さん(Twitterアカウント):
https://twitter.com/FE0511ER

 

「OPEN Pitch Vol.20」の参加を終えて

今回はありがとうございました。
自分が登る山を決めていなかったことでターゲットや狙う市場に矛盾が出てきていたり、軸の通ったプレゼンになっていなかったことを指摘していただけました。
そこで、もう一度軸を決め直すと元々の事業に矛盾が生じていたことに気づきました。大変、学びのある時間を頂きました。ありがとうございました。

プロフィール

古津瑛陸

株式会社LacuS 代表取締役

高校3年生の頃に自身の挫折経験から社会起業家を目指す。
そこから起業家育成に力を入れる新設大学の開志専門職大学事業創造学部に1期生として入学し、現在2年生。
ベンチャー企業、行政でのインターンシップを経て2022年に株式会社LacuS設立、代表取締役。

 

次回「OPEN Pitch」について

「OPEN Pitch Vol.20」は、ハイレベルな参加者が競い合うコンテストとなり、デジタル時代の未来を切り開く新たな価値創造の可能性を大いに感じる場となりました。また、株式会社OPEN VENTURESのCVC事業に繋がる出会いもあり、次回のイベントにも期待が高まります。

次回「OPEN Pitch Vol.21」は、4月23日(土)に開催予定です。

『OPEN PITCH』は毎月開催を予定しており、随時参加者を募集しております。参加を御希望の場合は下記のページより詳細をご確認の上、ご応募ください。 

「OPEN Pitch」応募ページ

申し込みフォーム:https://open-ventures.fund/contact/

過去のイベントが気になる方はこちらをご覧ください。

「OPEN Pitch Vol.18」イベントレポート
https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol18/

「OPEN Pitch Vol.19」イベントレポート
https://open-ventures.fund/event/open_pitch_vol19/

 

〈主催〉

株式会社OPEN VENTURES
https://open-ventures.fund/

〈モデレーター〉

株式会社ニューロマジック  取締役執行役員  木村隆二 https://www.neuromagic.com/